第1四半期の交通事故で労働者17人が死亡、600人以上が負傷

カンボジア通信 No.23/45
6月 20日

クメールタイムズ紙によると、国家社会保障基金(NSSF)はこのほど、2023年の第1四半期にカンボジア国内で起きた交通事故により、労働者17人が死亡、600人以上が負傷したと発表した。通勤中の事故が多発しているという。

 

NSSFの労働者のための交通安全ワーキンググループによると、2023年第1四半期には、636件の交通事故が発生。17人が死亡し、200人が重傷、479人が軽傷を負った。交通事故は、労働者を送迎する車両で多く発生している。

 

カンボジアでは、工場労働者の送迎にはトラックが利用されることが多く、朝の通勤ラッシュ時には、労働者がトラックの荷台に立ったまますし詰めになって移動する様子をよく目にする。危険な通勤が常態化しており、交通インフラの整備や運転手への教育はもちろん、労働者自身や雇用主への交通安全教育が急務となっている。

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