最低賃金交渉が始まる
来年の最低賃金を決める政府、雇用主、労働組合の交渉が8月20日、プノンペンで始まった。賃金交渉は毎年行われており、来年1月1日から適用される。
クメールタイムズ紙によるとヘン・スール労働大臣は、労働分野における重大な課題に直面するにあたり、政府、雇用主、労働者の三者を含むすべての関係者が協力することの重要性を強調した。
同大臣は、今年の賃金交渉に影響を与える可能性のある問題として、①米国による相互関税の影響 ②国境での武力衝突をめぐるタイとの関係――を挙げた。米国の関税については、「新たな保護政策により、米国向け輸出商品のコストが上昇した」とした。また、国境問題については、「タイから帰国するカンボジア人労働者が増加している。この急増は経済を圧迫し、雇用市場に影響を与える可能性がある」としている。
原文
https://www.khmertimeskh.com/501742399/minimum-wage-negotiations-begin-amid-new-challenges/