プノンペン・シアヌークビル間の高速道路 10月1日から試験通行開始

カンボジア通信 No.22/68

プノンペンとシアヌークビルをつなぐ高速道路が完成し、10月1日から1カ月間の試験通行が始まった。10月31日までの間、無料で通行が可能だという。カンボジアで高速道路が開通するのは初めて。クメールタイムズ紙が報じた。

 カンボジア公共事業交通省によると、プノンペン・シアヌークビル高速道路は、中国の国営企業、中国路橋により建設された。2019年3月に着工し、新型コロナの感染拡大にもかかわらず、予定通りに竣工したという。総工費は約190億ドルで、総延長は190キロ以上に及ぶ。道路幅は24.5メートルで、4車線。最高時速は100キロとされる。

 カンボジア唯一の国際深海港であるシアヌークビル港と首都プノンペンを結ぶ国道は、交通量が多く、事故も多く発生している。高速道路の開通で、両都市間の物流や人の流れがスムーズに、スピーディになることが期待されている。




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