フン・マネット首相、「2025年までにマラリア撲滅を」

エイズや結核とともに「3大感染症」の一つで、今も世界で多くの人々が感染しているマラリアについて、カンボジアのフン・マネット首相は424日、2025年までに国内でマラリアを撲滅する目標を掲げた。クメールタイムズ紙によると、カンボジアでは2018年以降、マラリアによる死者はいないという。

同紙によるとフン・マネット首相は、「カンボジアは2025年までに国家マラリア撲滅計画を実施するための努力とコミットメントを続けており、正しい軌道に乗っている」と述べた。また、「カンボジア全土の平和や政治的な安定、自由や発展などの中で、2016年以降はマラリア耐性菌を用いた予防に取り組むなど、カンボジアのマラリア対策は大きな成果を上げている。2025年までの撲滅に近づいている」との見通しを述べた。

カンボジア国内でマラリア感染のリスクが高いのは、ストゥントレン州、モンドルキリ州、コンポンスプー州、プレアビヒア州など。フン・マネット首相はまた、国民に対し、公衆衛生について意識を高めるように求め、蚊の発生を防ぐことが最適な予防策であることを強調した。

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