カンボジアの人口、1555万人に

カンボジア通信 No.21/7
  2021年 1月 27日版

クメールタイムズ紙によると、カンボジアの人口はこの10年で220万人増えて約1,555万人になった。2019年のカンボジア人口センサスの最終結果発表式典で、ソー・ケン内務大臣が明らかにした。2008年に実施された前回のセンサスでは、人口は1,340万人だった。

今回の調査によると、総人口は15,552,221人で、世帯数は3,553,021世帯。人口が100万人以上の州は4つあり、プノンペン(230万人)、カンダ―ル(120万人)、プレイベン(110万人)、シェムリアップ(100万人)だった。

人口構成にも変化があった。前回2008年の調査と比べて、0歳から14歳の若年層は33.0%から29.4%に減少。15歳から59歳の労働力人口が60%から61.7%に増えた。また、60歳以上の老齢人口も6.3%から8.9%に増えた。年齢中位数は22歳から27歳に上がった。まだ若年層が多いとはいえ、少しずつ高齢者が増え始めている。

また、一人の女性が生涯の間に産む子供の数、合計特殊出生率も変化した。2008年の調査時には2.7人だったが、今回の調査では2.5人に下がった。一方で、乳児死亡率は、2008年には1000人に対し26だったが、今回の調査では18に減った。母親の出産時死亡率も、2008年には10万人に対し461だったが、今回の調査では141にまで改善している。




[日本カンボジア協会のご入会 ]
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