カンボジア、気候変動によりGDPが大幅下落の恐れ
カンボジアが、気候変動対策に必要な措置をとらなければ、2050年までに国内総生産(GDP)は最大9.8%下落する可能性があることが指摘された。クメールタイムズ紙が報じた。
同紙によると、この試算は環境省が発表した「カンボジア気候変動戦略計画」で明らかになった。同計画は、国連児童基金、欧州連合、国連開発計画、スウェーデンが技術や資金を支援し、温室効果ガス排出量の削減、低炭素社会への移行などについて、カンボジア政府が優先的に取り組むべき事項が盛り込まれている。
同計画によると、カンボジアは農業や観光など気候変動に影響を受けやすい産業への依存度が高い。そのため、気温上昇や気象現象の変化は深刻なリスクをもたらし、必要な対策が講じられない場合は2050年までにGDPの9.8%の損失が出ると推計された。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501697698/cambodia-risks-big-gdp-drop-due-to-climate-change/)