日本、カンボジアに海上巡視艇を供与
日本政府は12月10日、カンボジアの海上警察に対し、700万ドル相当の海上巡視艇を供与した。「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想に基づく支援であり、東南アジア諸国では初めてのケースという。プノンペンポスト紙が報じた。
同紙によると、供与されるのは4隻の巡視艇であり、その中には大型船2隻、中型船2隻が含まれるという。植野篤志・駐カンボジア大使は、「東南アジア諸国で初めてFOIP構想を支援するプロジェクトをカンボジアで実施できることを非常にうれしく思う」と述べた。
また、今回の無償供与はカンボジアからの正式な要請にこたえたものであり、7月にカンボジアを訪問した上川陽子・前外務相が発表した「3つの新たな協力アプローチ」の一つ、「海上のつながり」の強化に対する日本の取り組みだとしている。
(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/japan-donates-maritime-patrol-boats-to-cambodia-under-foip-initiative)