ユネスコ、トゥールスレン虐殺博物館の取り組みを評価

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は10月27日、「世界視聴覚遺産デー」を記念して、トゥールスレン虐殺博物館のアーカイブと、資料のデジタル化の重要性を改めて強調した。

トゥールスレン虐殺博物館は、1975年から1979年の間にカンボジアを支配したクメール・ルージュ(ポル・ポト派)政権下で、スパイ容疑などで逮捕・処刑された人たちの収容所として使用された。ポル・ポト政権崩壊後、当時の状況や残された資料を保存・保管している。

しかし膨大な資料は時間とともに散逸する恐れがあり、同博物館は日本や韓国などの強力を得て、資料の整理や保存、デジタル化に取り組んでいる。ユネスコは、同博物館の取り組みは、平和の促進、歴史の保存、さらには未来の世代が過去を理解するために役立つ、と述べている。

(参考:https://www.khmertimeskh.com/501583108/preserving-toul-slengs-archives-for-peace-historical-awareness/

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