プノンペン、活動制限をさらに延長
カンボジア通信 No.21/68
2021年9月9日版
プノンペン都は9月9日、新型コロナウイルスの感染リスクが高いと思われる活動の制限を、さらに14日間延長することを決めた。活動制限は9月23日までとなる。
クメールタイムズ紙によると、次の活動が禁止されている。
・カラオケ,クラブ,ディスコ,ビアガーデン,カジノなどの娯楽施設
・リゾート,博物館、公園など
・マッサージ、サウナなど
・店舗及び飲食店における酒類の販売・提供禁止
・映画館,文化劇場,ジム,スポーツセンター
これに加え、次の例外を除く、16人以上の私的な集会が禁止されている。
・同居する家族又は居住者による集まり
・規定を守ったうえで実施される葬儀のうち、死者の陰性が確認されたもの
・公的機関の集まり、医療関係者の集まり(例えば新型コロナウイルスの検体採取,分析及びワクチン接種など)
・緊急サービスを実施する医療関係者の集まり
・治安や公共秩序維持に従事する関係当局の集まり
・司法裁判手続きに関する集まり
・公共の利益などの目的に資する活動のため必要な集まり
さらに、飲酒を伴うすべての集会は禁止されている。
カンボジアの新型コロナ感染者は累計で97,500人余り。新規感染者も連日500人以上で感染拡大が収まる気配はない。ワクチン接種は進むものの、デルタ株の感染拡大が懸念されている。