フン・マネット首相、中国を公式訪問
カンボジア通信 No.23/68
9月 17日
カンボジアのフン・マネット首相は9月14日から16日、中国を公式訪問し、習近平国家主席、李強首相らと会談した。フン・マネット首相にとっては、就任後、初めての外国への公式訪問となった。
クメールタイムズ紙によると習主席はフン・マネット首相の会談で、中国・カンボジア関係におけるフン・セン前首相の貢献をたたえ、フン・マネット首相が頻繁に中国を訪問し、両国間の協力を深く、現実的にすることを希望する、と述べた。
また、外交協議に加え、医療協力の強化を目的としたカンボジアとの合同軍事訓練を実施することを発表した。フン・マネット氏は会談後、南寧市で開かれたASEAN中国博覧会にも参加した。
両国が発表した共同声明には、中国がカンボジアの主権を尊重して内政に干渉しないことと同時に、「カンボジア側は一つの中国の原則を堅持し、台湾が中国の一部であること」を再確認する、としている。また、中国の「一帯一路政策」とカンボジアの「五角形戦略」を戦略的に連携させていくことでも合意した。