米、カンボジアの武器禁輸措置を解除へ
米国政府は、カンボジアの平和と安全保障への着実な取り組みを踏まえ、カンボジアに対する武器禁輸措置を解除し、麻薬密売組織やオンライン詐欺センターを含む国際犯罪組織対策における協力を拡大する。
クメールタイムズ紙によると10月26日、マレーシアのクアラルンプールでのフン・マネット首相とトランプ米大統領の会談で合意された。
同紙によると、さらに両国は共同軍事演習を再開し、米国はウェストポイント、空軍士官学校などの米軍の大学に、カンボジア人将校の受け入れ枠を拡大する。
カンボジアは近年、中国との関係を深めており、中国人民軍との共同軍事演習「ゴールデン・ドラゴン」を2016年以降実施している。一方、米国との軍事演習は中断しており、今回の合意で米国との軍事協力が再開することになる。
