マリで死亡のカンボジア人PKO要員に勲章を授与━国連

国連は530日に、「国連マリ多元統合安定化ミッション」に派遣されていた、カンボジアの国連平和維持要員、フィウク・チボーン中佐(故人)に対し、勲章を授与することを明らかにした。プノンぺンポスト紙が報じた。

国連マリ多元統合安定化ミッション(MINUSMA)は、アフリカのマリ共和国北部の治安回復を目的とした活動。プノンペンポスト紙によると、チボーン中佐は昨年2月、このミッションに派遣されていたが、呼吸器疾患のため亡くなったという。530日は、「国連平和維持要員の日」に定められており、中佐はこの日にグテーレス国連事務総長から、ダグ・ハマーショルド勲章を授与されるという。

同紙によるとカンボジアは2006年以来、スーダン、南スーダン、チャドなど9カ国に8000人以上の平和維持要員を派遣している。現在は600人以上がアフリカを中心に活動中だ。また、現在までに11人のカンボジア人要員がミッション派遣中に死亡し、15人が負傷したという。


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