フン・マネット首相夕食会
12月15日(金) 19:00~20:30 ホテルニューオータニ
日ASEAN友好協力50周年を記念する日ASEAN特別首脳会議を、2023年12月16日から18日まで東京で開催されました。上記のためフンマネット首相を筆頭にカンボジアから閣僚の皆様が12月15日に来日されました。11月20日から3日間に渡って当協会で主催した第3回視察団を受けて、この度カンボジア側から照会があり、本夕食会を開催する運びとなりました。当協会の役員理事の皆様と、第3回視察団において議論となった要件について、カンボジア側から追加の情報を得たいとリクエストのあった会員企業の皆様との間で開催いたしました。
カンボジア側からは、フンマネット首相、スンチャントゥール副首相、ソクチェンダ副首相、チャンニムル商務相、チャンバンデス郵便通信相、ラタナ鉱山エネルギー相、ヘンスア労働訓練相も同席されました。
先ず、高村正彦名誉会長からご挨拶をいただき、それを受けてフンマネット首相から乾杯の挨拶によりスタートしました。当日の午後3時に首相専用機で来日され、皆様お疲れのなかであったと思われますが、非常に和気あいあいとした空気の中で活発な意見交換が行われました。第3回視察団でも感じましたが、カンボジアの政府が日本側に期待していること、そして今後強化していきたいポイントがあり、その部分を日本カンボジア協会に期待しているということをひしひしと感じることができました。カンボジア政府は、特に中小企業の進出の支援を当協会に期待されております。進出とは技術等の移転にとどまらず、持続発展的な事業形成であるという議論も交わされておることから、現地ローカル企業とのコネクション形成も中小企業には重要な進出要件あることを確認いたしました。
https://m.phnompenhpost.com/national/manet-welcomes-japan-sme-s-tech-skills-investment
第3回視察団準備のために渡航した9月の時点から、本件はカンボジア側から要望があったこともあり、11月の第3回視察団、そして12月の日本における夕食会での議論により、日本カンボジア協会は次年度に向けて、定款第2条の2に基づいて、次事業年度に向けてカンボジア事務所の設立に向けた準備を開始することになりました。日本側の会員の皆様にも、カンボジア政府との連携だけでなく、現地パートナー企業とのマッチングもできるような官民連携のプラットフォームを目指していきたいと思います。
このカンボジア事務所設立に際して、日本カンボジア協会としては、定款に基づき以下のように、M(ミッション)、V(ビジョン)、V(バリュー)を設定し、カンボジア政府側とも共有を行いました。
ミッション:日本及びカンボジア両国の相互理解を促進し、その友好関係を深める
ビジョン :両国間の経済、科学技術、文化、教育、スポーツその他の分野における交流に関する事業を促進させる
バリュー :日本及びカンボジア両国の中小企業や機関を繋ぐプラットフォームを構築するとともに、官民連携を支援することを通じて、両国間の連携実績を積み上げる
今回、各参加企業が11月の視察団からの進捗報告を行い、確実に進捗があることもご理解いただきました。更に数社の参加企業からは、新たな戦略も発表することができました。第1回から視察団を開催し、確実に成果を上げることができておることも、カンボジア政府からの信頼を得られている要因であると現場で強く感じることができました。2024年には更なる成果を上げることで、カンボジア側企業とのコネクション形成も強化していきます。協会会員の皆様(特に中小企業)にとってカンボジアでの事業が進めやすくなる環境を整えてまいります。