ソコン外相、ミャンマー訪問を報告

カンボジア通信 No.22/23
3月31日版


カンボジアのプラック・ソコン外相は月21日から23日、東南アジア諸国連合(ASEAN)の特使としてミャンマーを訪問、30日に在プノンペンの外交団に対し、その報告をした。クメールタイムズ紙によると外相は「特使としての次の訪問で進展があることを期待している」と述べ、ミャンマー国軍と民主派勢力との和平仲介について、楽観的な見通しを示した。

 

 ミャンマーでは昨年2月、国軍がクーデターで実権を握り、抵抗運動を続ける市民への弾圧や、武装勢力との衝突が続いている。ASEANは国軍による政権を正式な政府とは認めておらず、2021年、ミャンマー国軍に対し、暴力の停止、ASEAN特使の受け入れ、関係者すべてによる対話など5項目に取り組むことで合意した。しかし実際には5項目の履行は難しく、新たな展開はない。

 

 今年のASEAN議長国であるカンボジアのソコン外相は3月21日に特使としてミャンマーに出向き、国軍のミンアウンフライン最高司令官らに面会したが、国軍に拘束されているアウンサンスーチーさんには会うことはできなかった。








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