カンボジアの観光、エコツーリズムに熱視線

カンボジア通信 No.21/8
  2021年 1月 29日版 


新型コロナの感染拡大により甚大な影響を受けたカンボジアの観光業だが、国内での需要は高まっている。その中でも注目されているのが、エコツーリズムだ。

 1月27日、28日に開かれた第2回エコツーリズムフォーラムの中で環境省のセイ・サマル大臣は、「エコツーリズムは、カンボジアの地域社会の発展に役立つ新しいトレンドだ。環境省は、観光産業における環境美化、さらには観光客の健康や安全の確保といった点に着目している」と、述べた。また、「新型コロナの影響もあり、カンボジアの人々はより美しい自然環境を好むようになり、多くの人が自然保護地区を訪問している」と、語った。

 サマル氏によると環境省は、国内174カ所の自然保護地区内にある村と協力関係を結んでおり、自然保護と環境美化をどのように進めていくかを協議しているという。

 カンボジアといえば、アンコール遺跡群などが世界的に有名だが、国内には、自然を観光資源として生かしたエコツーリズムの村が多く存在している。自然散策のほか、農業体験や農家のホームステイなどのプログラムを持っている村もある。

代表的な村は、コンポントム州のチョンボック村で、地域内にある森林や滝を訪ねるほか、牛車の散策、子供たちの伝統舞踊など独自の観光資源を育成している。このほか、野鳥観察のできる村、メコン川のイルカを観察するツアーなど、それぞれの特徴を生かしたエコツーリズムが広がっている。

 観光省によれば、2020年にカンボジアに訪れた外国人観光客は131万人で、新型コロナウイルの影響により前年比で8割も減少した。しかし一方で、外国旅行ができないため、国内旅行の需要は伸びているという。遺跡以外の観光として、エコツーリズムの発展が期待される。




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