日経カルチャーセミナー「カンボジアを知る アンコール遺跡の魅力」第2回目

日経カルチャーセミナー 「カンボジアを知る アンコール遺跡の魅力」 連続セミナーの第2回目
日本カンボジア協会 高橋文明会長による「カンボジアの歴史と日本」についてのセミナーが開催されました。 

高橋会長は、1972年、東京大学教養学部卒、外務省入省。フランス・モンペリエ大学法学部博士課程及び国家行政学院で研修、英国国際戦略研究所で客員研究員。本省では、アジア局、条約局、北米局、大臣官房、経済局、情報調査局、及び経済協力局で勤務、在外大使館では、マレイシア、フランス、ベルギー及びイスラエルで勤務、在モントリオール総領事、ユネスコ日本国政府代表・大使、イラク復興支援等調整担当大使、駐カンボジア大使、科学技術振興機構審議役、駐スペイン大使を経て、2011年11月退官。2014年より日本カンボジア協会会長、2015年よりカンボジア開発人材研究所(CDRI)理事を務めていらっしゃいます。 

今回は、2003年12月〜2007年3月までカンボジア駐箚特命全権大使としてご活躍された経験からカンボジアの歴史・政治的背景から見る日本との関係性について貴重なお話をお伺いしました。まずはカンボジアの文化への理解を深めるうえで欠かせない、日本ではあまり知られていないカンボジアの歴史について、次にカンボジアの政治、急速な発展を続ける最近の経済事情、江戸初期から続く日本との協力関係など、多岐にわたる内容を詳しい資料や動画を交えてご説明いただきました。

 

例えば、対カンボジア投資の利点については、カンボジア独立以降の発展に対する日本の協力実績を9つのポイントにまとめてあり、カンボジアの対仏独立を可能にした日本の行動や、日本の対カンボジア援助の哲学・内容がカンボジアのニーズに応えるものであることから、投資が歓迎され、保護と便宜が図られる所以であることが理解できました。

非常に端的で分かりやすいお話に参加者の方からは、「カンボジアへは観光で訪れていても日本との交流の始まりなど関係性については知らないことばかりでした」「また新たなカンボジアの魅力を知ることができました」など感想をいただきました。

 


(左)第1回目の講師 早稲田大学名誉教授 中川武先生  (右)高橋会長

 

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