カンボジア入国時の防疫措置
PCR検査や隔離費用の負担も

カンボジア通信 No.20/38
  2020年6月10日版 

カンボジア外務国際協力省はこのほど、外国からカンボジアに入国する際の防疫措置について改めて発表した。

 在日本カンボジア王国大使館によると、その内容は以下の通り。

 カンボジアに入国するすべての人は、新型コロナウイルスのPCR検査を受ける。そのために、政府が指定した場所で最長24時間、大気しなければならない。その結果、もし同じ飛行機の乗客から一人でも陽性反応が出れば、すべての乗客は指定された場所で14日間隔離されなければならない。

 もし、陽性反応者がいなければ、その便の乗客は自宅などで14日間の自己隔離措置となる。しかし、13日目には、クメールソビエト友好病院または州病院でPCR検査を受けなくてはならない。

 また、カンボジアに入国するにあたり、次の事項が必要とされている。①ビザはカンボジア在外公館で事前に取得すること。観光ビザ、Eビザ、到着ビザは発行していない。②すべての外国人は、カンボジア入国の72時間前以内に保健当局などから取得した非感染証明を提示すること。③すべての外国人は、カンボジアでの滞在期間をカバーし、なおかつ治療費の保険金額が5万米ドル以上の保険証書を提示しなくてはならない。なお、カンボジア政府は、到着後14日間が隔離期間であることから出国を許可していない。

 一方、カンボジア政府は、カンボジアに到着後のPCR検査、指定隔離場所(外国人はホテルなど)への移動、隔離場所の滞在費や清掃費、食費などの料金表を発表した。PCR検査は1回100米ドル、滞在費は1日30米ドル以上、送迎費5米ドル、食費は1日30米ドルなどとなっている。


[日本カンボジア協会のご入会 ]
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