シェムリアップの学校を休校
COVID-19感染拡大阻止のため

カンボジア通信 No.20/14
  2020年3月10日版 

カンボジア教育青少年スポーツ省は3月7日、シェムリアップ市街地の教育機関を当面の間休校とすることを発表した。幼稚園から高等教育機関まですべての機関が含まれるという。COVID-19の感染拡大阻止が目的だという。

 シェムリアップでは、滞在していた日本人男性が、日本に帰国後にCOVID-19に感染していることが判明。シェムリアップ当局は、この日本人男性と濃厚接触のあった4人を含む44人を隔離し、感染がないか検査していた。その結果、濃厚接触のあったカンボジア人男性1人の感染が確認された。カンボジア人では初めての感染確認となる。

 休校措置は、すでに甚大な影響を受けているシェムリアップの観光業にさらに打撃を与えかねない、という懸念が広がっている。

 クメールタイムズ紙によると、匿名で取材に応じたあるホテル経営者は、「政府は、ウイルスよりも恐怖心を抱くことの方が危険だ、恐れる必要はない、と言っているが、学校休校の次は何が起きるのか、と不安が募る。対策が遅すぎる。政府は中国から何も学んでいないじゃないか」と、怒りをぶつける。この経営者のホテルは、この1月から利用客が減り、80%の減収だという。

 カンボジア国内では、これまでに中国人1人の感染が確認されたが、感染拡大は報告されなかった。一方で、フン・セン首相みずからが、感染拡大中の中国を訪問したり、日本を含む5か国から寄港拒否されたクルーズ船をシアヌークビルで受入れたりするなど、独自の対応をとっていた。

 今回のシェムリアップでの感染確認についてフン・セン首相は9日、「私は自らシェムリアップを訪れ、状況を確認する。明確な理由もなく恐れることはやめてほしい」と、述べた。

 

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