高まるカンボジア産マンゴーの需要
韓国や日本へも

カンボジア通信 No.20/4
  2020年1月21日版

カンボジアの農林水産森林省によると、カンボジア国内では現在、毎日300トン前後のマンゴーが加工され、輸出されているという。プノンペンポスト紙が報じた。今年に入ってからは、韓国にカンボジア産のマンゴーが輸出されるなど、新たな市場の拡大も始まっている。

 農業国とされるカンボジアにとって、農産品の輸出は今後の持続的な経済成長のカギとなる。しかし地元の報道によると、コメ、コーヒー、カシューナッツなどの農作物は、付加価値をつける加工産業が発達していないため、タイやベトナムの隣国に運び出され、「カンボジア産」として市場に出回らない、という問題が続いている。

 そこでカンボジア政府は、カンボジア産の農産物の生産、加工、流通、貿易に力を入れ、農業や食品加工産業の近代化に取り組んでいる。プノンペンポスト紙がこの記事でとりあげたのはマンゴーで、同紙によると、カンボジアは2019年、ベトナム、タイ、シンガポール、フランス、ロシア、香港の各地に合計58,162トンの生のマンゴーを輸出しており、今年はさらに増産される見込みだという。

大手取り扱い業者のひとつ、Boeung Ket Planting & Industrial 社は、毎日100から140トンのマンゴーを1キロ750リエル(0.18USD)で購入している。同社はドライマンゴーを中国に輸出しており、「味と品質が良いと好評」だという。

 また、韓国系のHyundai Mao社は、先週、大規模なマンゴー加工工場をカンボジア国内で操業開始した。製品はさっそく韓国へ輸出され、カンボジアにとって、東アジア市場へ初めてのマンゴーの輸出となった。

 カンボジアでは、日本の企業「ジャパンファームプロダクツ」も、カンボジア産のパイナップルなどの加工食品の輸出をしている。また、カンボジアの企業と提携して、カンボジア産マンゴーの加工食品も日本へ輸出している。日本はここ数年、ドライフルーツのブームが続いており、自然な甘さでおいしく、他国産のものよりも安いカンボジア産フルーツが注目されているという。

 

 

 

 [日本カンボジア協会のご入会 ]
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