「Withコロナ時代のカンボジア最新政治・経済情勢とビジネス環境」セミナー

2020年11月18日(水)14時から衆議院議員会館にて、一般社団法人日本カンボジア協会主催「Withコロナ時代のカンボジア最新政治・経済情勢とビジネス環境」セミナーを開催いたしました。当日は感染症対策として密を避けるため、ソーシャルディスタンスを保ちながらのセミナーとなりましたが、100名の参加者がお越しになり、大いに盛り上がりました。

【開会挨拶】
セミナーの開会挨拶として、主催者を代表して日本カンボジア協会の高橋文明会長より今回のセミナーにお越しいただいた皆様に向けて感謝の挨拶と日本とカンボジア両国のこれまでの関係の展開の概略とその中における日本カンボジア協会の活動の概要について報告をいたしました。

写真1 : 日本カンボジア協会 高橋文明会長

【来賓挨拶】
続いて、ウン・ラチャナ駐日カンボジア大使からご挨拶をいただき、今回のセミナーは大使館ならびにJCAとの連携で開催できたこと、ならびに日本・カンボジア両国の関係が益々発展していくと力強くご挨拶されました。

写真2: ウン・ラチャナ駐日カンボジア大使

ご挨拶の最後は日本・カンボジア友好議員連盟の今村雅弘会長より、本セミナーへの祝辞と日本とカンボジアの繋がりについて熱く語っていただきました。

写真3: 日本・カンボジア友好議員連盟 今村雅弘会長

【講演1】
皆様からのご挨拶を頂戴し、会場の雰囲気も一気に高まり、いよいよセミナー本編が開始されました。最初にご登壇いただいたのは、駐日カンボジア大使館の商務参事官、ハング・ソチヴィン様です。ハング・ソチヴィン様からは「カンボジアの経済・ビジネス環境」というテーマで、日本とカンボジアの友好の成り立ちから始まり、現在の良好な関係性まで一気にお話頂きました。また商務参事官というお立場から、カンボジアの経済状況、および成長性、そして未来に向けた戦略まで幅広く語っていただきました。カンボジア大使館の方がわざわざ本セミナーのためだけに資料を作ってくださり、そして参加者の皆様に熱く語られている姿は本当に胸を打たれました。参加者の皆様も同じ気持ちなのか、ハング・ソチヴィン様の講演の間、メモを取られたり、何度も頷かれたり、聞き逃さまいと耳を傾けられたり、熱心に聞かれていました。

写真4 : 駐日カンボジア大使館 商務参事官 ハング・ソチヴィン様


【講演2】
続いては日本カンボジア協会理事の田中圭介より「コロナ禍のカンボジア経済状況とビジネスチャンス」というテーマで話をさせていただきました。やはりカンボジアでのビジネスにご興味ある方がお集まりいただいたせいか、皆様の視線や表情が真剣そのもので、講演させていただいた私も何とかカンボジアの良さを伝えようと必死で話をさせていただきました。少しでも伝われば嬉しいのですが、参加者の皆様に助けていただいた、というのが正直な感想です。

写真5 : 日本カンボジア協会 理事 田中圭介

【講演3】
そして次は、JICA経済開発部民間セクター開発グループ課長の山田智之様から「カンボジア投資・ビジネスにおけるカンボジアでのスタートアップ支援」というお題で講演していただきました。JICAではカンボジア支援を長年行っていますが、その中でもスタートアップに特化した形で講演していただき、JICAとしてもカンボジア進出の後押しをし、具体例を交えて非常にわかりやすく解説いただきました。この講演でも参加者の皆様は熱心に聞かれており、会場は熱気に溢れていました。

 写真6 : JICA経済開発部民間セクター開発グループ課長 山田智之様

【講演4 → 閉会挨拶】

最後に日本カンボジア協会常務理事の加藤和則より「日本カンボジア協会の役割および活動について」を報告させていただきました。日本カンボジア協会は2019年末にカンボジア投資視察団を派遣した際に、ノロドム・シハモニ国王に拝謁を賜り、また、4閣僚を訪問してブリーフィングを受けるとともに意見交換を行いました。そして、自らカンボジアで事業をしている加藤常務理事の視点で、日本カンボジア協会の特徴や人脈の広さ、そしてビジネスにおける利点などを語っていただきました。そのカンボジアに対する熱意と想いに多くの参加者が気持ちを揺さぶられたような、そんな雰囲気になり、最後の挨拶として日本カンボジア協会専務理事の岩崎健一より閉会の挨拶がありセミナーは終了しました。

写真7 : 日本カンボジア協会 常務理事 加藤和則

この度、約2時間のセミナーを開催させていただきましたが、セミナー終了後にすぐに多くの方がウン・ラチャナ駐日カンボジア大使やハング・ソチヴィン様、JICA山田様、そして日本カンボジア協会の高橋会長、加藤常務理事や私田中と名刺交換のために並ぶ列ができました。昨年もビジネスセミナーを開催させていただきましたが、このコロナ禍の中でありながら、昨年以上に多くの方が名刺交換をされ、お互いに話をしながら予定時刻を30分近くオーバーしてしまう程の盛況ぶりでした。

今後、我々は2020年12月に第2回のカンボジアビジネス投資視察団を計画していますので、ぜひ弊協会からのメルマガをチェックしてみてください。もちろん、コロナ禍の中での話ですので状況によっては延期になってしまうかもしれませんが、首相をはじめカンボジアの主要閣僚との意見交換会合などを予定しています。

今回のビジネスセミナーの盛況ぶりを通じて、改めてカンボジアという国の魅力と期待に拍車がかかったようにも思います。と同時に、そのような中で、我々日本カンボジア協会の役割が今後非常に重要になってくると痛感しております。ぜひ皆様、日本カンボジア協会の今後の活動にご期待ください。




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