JCA第2回カンボジア視察団後の法人企業活動報告
9月は弊社(株式会社イルヴリール)が実施中のJICA民間連携事業普及実証ビジネス化事業のカンボジアンゴールデンシルクの化粧品流用について、4月の視察団にてマッチングを行った中小企業協会(FASMEC)の会長と協議を行いました。
FASMECは中小企業の中でも、製品加工について強く日本側のパートナーを求めてらっしゃいます。
弊社事業のカンボジアンゴールデンシルクからプロテインを抽出し、コスメティックへ流用することにもご関心をいただき、案件後の工場建設の際のパートナーやカンボジアンゴールデンシルク化粧品に関心のあるカンボジア企業を次回ご紹介いただくことになりました。
また今回4月に視察団に参加された企業様が進出、投資を検討されており大矢社長が自社から3名の方と共に参加されました。
現在カンボジアではエナジードリンクが人気であり、全く新しいヘルシーエナジードリンクの展開をご相談しました。
特に関税のコスト面から、カンボジアにおいて製造ラインを作り、原材料を輸入し生産した方が良いのではというご意見をいただきました。その際にはFASMECは支援をすると力強いお言葉をいただきました
JCAとFASMECは、4月のマッチングにおいてMOUを結んでおり、日本側は事務局がコンタクトポイントとなっております。是非カンボジアに数多くある農作物を活用した製品加工について、ご関心がある企業様は、事務局までご連絡ください。FASMECとお繋ぎいたします。
また今回はシアヌークビルのSEZも訪問しました。
洗顔石けんの主要な原材料でもあるパームオイルから生成された脂肪酸の輸入などを考えるとやはりシアヌークビルのSEZは魅力的です。
しかしながら現在想定されている工場用地は1ha以上であり、中小企業のレベルではハードルが高いものでした。今回は日本企業への誘致を望むなら、中小ベンチャー企業向けのプランを策定してはどうか?という協議を実施しました。
シアヌークビルSEZとしては、今後レンタル工場を含めて前向きに検討していきたいとのお返事をいただきましたので、JCAとしては引き続き協議を重ねていきます。
なお、今回の協議については、日本工営様のご支援のもと実施することができました。引き続きご支援を賜り、中小ベンチャー企業向けのプラン策定を実現していきたいと思います。FASMECとの協議にもあったカンボジア農作物を使った製品加工により新たな付加価値を持った製品を、輸出またはシアヌークビルをはじめカンボジアのお土産物として展開してモデルを作りたいと思います。
こちらもご関心がある方は事務局までご一服いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。