「首相後継者」フン・マネット氏のフェイスブックに100万人が登録

カンボジア通信 No.22/50
7月18日版


カンボジアのフン・セン首相の長男で陸軍司令官のフン・マネット氏(44)のフェイスブックの登録者が100万人を超えたことを、クメールタイムズ紙が報じた。フン・セン氏が昨年12月、フン・マネット氏を首相の後継者として指名したことで注目されている。

 クメールタイムズ紙はフン・マネット氏のフェイスブックが、「カンボジアで最も人気のあるフェイスブック」となった、と報じた。同紙によると、そのほかのフェイスブック登録者では、フン・セン首相が1300万人と群を抜いている。また、旧救国党の創設者サム・ランシー氏は500万人、同党の前党首ケム・ソカーうじが120万人などとなっている。

 フン・マネット氏をめぐっては、フン・セン首相が「選挙を通じて後継者に」と発言した後、与党・カンボジア人民党が正式にフン・マネット氏をフン・セン氏後の首相候補として選出した。同紙によると、865人の人民党中央委員のうち775人がフン・マネット氏を選んだという。

ただ、フン・セン首相はフン・マネット氏への「禅譲」の時期は明言していない。次の総選挙は2023年7月に予定されている。


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