カンボジア外相、林外相と電話対談

ミャンマー対応でASEANの役割重視

カンボジア通信 No.21/86
11月 19日版

 プノンペンポストによると、カンボジアのプラック・ソコン外相は11月18日、日本の林芳正外相と電話で会談した。国軍が実権を握ったミャンマーへの対応について協議し、林外相は、ASEAN諸国が合意した平和的な解決に向けた努力を支持したという。 ミャンマー情勢については今年4月に開かれたASEAN首脳会議で、ミャンマーにおける暴力の即時停止、関係者間の建設的な対話の再開、ASEAN特使の派遣など5項目が合意された。同紙によると両外相は、ミャンマーが平和的なアプローチで危機を脱するためにASEANの役割が非常に重要であるとの見方で一致し、一刻も早く5項目が実施されることが必要だとの見解を示した。 また、ソコン外相は、カンボジアの再建に対する日本の貢献に謝意を示し、新型コロナ対策を含む社会経済の発展に引き続き支援を要請した。
 カンボジアは2022年1月より、ASEANの議長国となる。ミャンマー問題や南シナ海問題など、国際情勢と直結した課題は山積しており、議長国としての采配が注目されている。

(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/foreign-ministers-cambodia-and-japan-agree-aseans-five-point-consensus-myanmar





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