韓国が外国人労働者の受け入れを再開

カンボジア通信 No.21/61
2021年8月10日版

クメールタイムズ紙によると、韓国政府はこのほど、カンボジアを含む6カ国からの外国人労働者の受け入れを再開した。韓国は2020年の初めより、新型コロナ感染予防策として外国人労働者の受け入れを一時停止していた。

 同紙によると、入国する労働者は、新型コロナの陰性証明の提示や、14日間の隔離とその間のPCR検査、新型コロナ保険の購入などの義務がある。また、韓国では、3か月以上滞在している外国人は無料でワクチン接種が受けられるという。

 カンボジアは、2006年に韓国政府との間で労働者派遣に関する覚書を交わした。以降、合計で約68,000人の労働者が製造業や農業、建築業で就労している。また、現在も約45,000人が韓国で働いているという。 

 韓国では現在、新型コロナの感染拡大が続いており、ソウルなど首都圏では最も厳しいレベルの規制措置が敷かれている。1日の新規感染者は7月以降、連日1000人を超えており、午後6時以降の私的な会合は2人に制限される、スポーツは無観客など厳しい行動規制措置は少なくとも8月22日まで適用されるという。ワクチン接種については、これまでに人口の4割にあたる2000万人あまりが1回目の接種を終えているという。 


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