カンボジア、全土で夜間外出禁止へ 新型コロナ、止まらぬ感染拡大

 

カンボジア通信 No.21/56
2021年 7月 29日版   

新型コロナの感染増加が止まらないカンボジアで、729日午後1159分から812日までの間、夜間外出禁止令が発出された。同時に、経済活動も一部制限される。

 クメールタイムズ紙によると、外出が禁止されるのは午後9時から午前3時まで。営業が禁止されるのは、カラオケ、バー、ディスコ、ビアガーデン、観光リゾート、レジャーパーク、マッサージ、映画館、劇場、博物館、ジム、スポーツクラブなど。さらに、アルコールを販売または提供する店も休業となる。

 10人以上の集会は、原則禁止される。ただし、以下の場合は許可される。同一世帯の家族、行政当局に許可された葬儀、会社の集まり、保健関係、新型コロナの検査やワクチン接種の集まり、警察や軍の治安行動、そのほか公的な目的に基づく活動。飲酒を伴う集会は禁止され、レストランやフードコートは持ち帰りのみ許可される。

 また、夜間外出禁止下でも、州知事の判断で許可されたもの、緊急時、商品や食品の配達、通信にかかわる活動、食品工場関係者、保健衛生関係者などの移動は許可される。

 カンボジアの729日の新規感染者は765人。累計では75,917人となった。死者は1350人。新規感染者のうち、市中感染は437人で、輸入症例は328人。現在も治療中の人が6174人となっている。

 

 

 

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