カンボジアの感染者、ゼロに
  全員が回復

カンボジア通信 No.20/32
  2020年5月17日版 

カンボジア保健省によると、新型コロナウイルスに感染したバンテアイミエンチェイ州出身の36歳の女性が回復してクメール・ソビエト友好病院を退院した。国内の感染者122人はすべて回復した。また、新規感染者は4月12日以降、一人もおらず、カンボジア国内に感染者はゼロになった。

 感染が確認された122人のうち、外国人が半分以上を占めており、フランス人40人、マレーシア人13人、英国人5人、中国人3人、ベトナム人3人、アメリカ人とインドネシア人、カナダ人がそれぞれ2人、ベルギー人1人となっている。

 カンボジア人感染者は51人で、13州に及んだ。

 感染拡大が抑制されつつあるなかで、現在全国で休校中の学校の再開については、政府は慎重な姿勢をみせている。

 フン・セン首相は5月15日、青少年スポーツ教育省のハン・チュン・ナロン大臣が提言した国内教育機関の休校期間延長に同意した。同大臣は、国内および世界の新型コロナウイルスの感染状況が改善することを前提に、教育機関の再開を急ぐことなく、11月までに検討したい、とする書簡を送っていた。

フン・セン首相は閣僚会議において、「学校の再開については、急ぐべきではないと考える。安全が確保されるまで再開を遅らせるというハン・チュン・ナロン大臣の意見に賛同する」と、述べた。首相は、生徒たちと教師たちは、新型コロナウイルスの影響を受けやすい環境にある、としている。

学校再開については、全国高等教育協会が、5月中の再開を求めていた。


[日本カンボジア協会のご入会 ]
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