カンボジア国会、内閣改造を承認
首相、「世代交代」を意識

カンボジア通信 No.20/20
  2020年3月31日版 

 カンボジア国民議会は3月31日、フン・セン首相が提案した内閣一部改造案を承認した。

 プノンペンポスト紙などの報道によると、Chan Prasidhチャン・プラシッド工業手工業省大臣が、同省を改組した工業・科学技術・イノベーション省大臣に留任し、その所掌分野を広げる。

この改組の方針は、既に、1月末に同大臣の要請を閣僚評議会が承認していたもので、同省に新たに、科学技術・イノベーション総局及び国立科学技術・イノベーション研究所の2つの組織が追加されることとなった。また、2月25日には、フン・セン首相は、右改組とともに、内閣改造を行う旨述べていた経緯がある。

このほか、司法省、郵便電気通信省、公務員省及び宗教省の4省の大臣が交代し、このうち、更迭されたAng Vong Vathana司法相、Tram Ivtek郵便電気通信相、Him Chhem宗教相及びPich Bunthin公務員相は、各々上級大臣(特命事項担当)に昇任する。

これに対し、Keut Rithクット・リット法務長官が法務相に昇任、Chea Vandethチア・ヴァンデット国民議会計画・投資・農業・地方開発・環境・水資源委員長が郵便電気通信相に就任、Chhit Sokhonチット・ソコン閣僚評議会長官(その前は、シハヌークビル州知事)が宗教相に昇任、また、Prum Sokhaプルム・ソカ公務員長官(その前は、内務長官)が公務員相に昇任し、若返りが図られる。

 フン・セン首相は、今回の内閣改造について、「更迭した閣僚は皆有能であるが、高齢であるため、その健康に配慮せざるを得ず、政府の政策課題を効率的に実現する観点から、若手への交代が必要」と、した。また、主な政策課題として司法制度改革、財政改革及び行政改革を挙げた。首相は、「これらの分野において抜本的な改革を実現することが重要である」と、述べた。

 さらに新たな内閣では、カンボジア経済のデジタル化を図ることも重要な目標としており、このために重要な役割を有する電気通信相は革新的な構想力を有している必要がある、とした。

 

 

 



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