カンボジア、新型コロナワクチン接種91%に オミクロン株感染、広がる
カンボジア通信 No.22/15
2月28日版
クメールタイムズ紙によると、2月27日現在、カンボジア国内でワクチンを少なくとも1回接種した人の数は1456万人にのぼり、人口の91%になることが分かった。
同紙によると、2回のワクチン接種を受けた人は約1284万人だが、3回目のブースター接種は698万人、今年1月14日に始まった4回目の接種は94万人にとどまっている。カンボジアでは3歳、4歳児へのワクチン接種も始まっており、対象となる61万人余りのうち、現在12万5606人、約21%が接種を終えた。
フン・セン首相は2月17日に特別メッセージの中で、オミクロン株の感染者の25%が、5歳以下の子どもであると指摘。その6日後に、3,4歳の子どもへのワクチン接種が始まった。
カンボジア国内の1日の新規感染者数は300人から400人で、感染拡大が抑制されていた1月中旬から急激に増加している。オミクロン株による感染が中心とみられ、カンボジア政府は、感染予防策の徹底を呼びかけるとともに、ワクチンのブースター接種を受けるよう強く呼びかけている。