カンボジア、2029年までに後発開発途上国から「卒業」
カンボジアと国連開発計画(UNDP)は11月11日、カンボジアの後発開発途上国(LDC)ステータスからの卒業に関する政策概要を発表した。それによると、カンボジアは2029年までにLDCから卒業する計画だという。
クメールタイムズ紙によると、LDCからの卒業により、知的財産権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS)の免除、市場への優先的アクセス、優遇融資といった国際的な支援措置が失われる可能性があるという。その結果、公衆衛生や主要な輸出品(例えば、衣類、精米、自転車など)に影響を及ぼし、経済成長全体を低下させる可能性がある、と指摘する。
カンボジアのビン・トロアチェー計画相は、カンボジアがLDCの地位を卒業することが社会経済の発展を妨げないよう、すべての関連省庁、機関、民間セクター、開発パートナー、市民社会と協力していくと述べた。
UNDPカンボジア常駐代表のアリッサ・チャカー氏は、LDCからの卒業は、課題だけでなく機会ももたらし、カンボジアの開発における重要な達成を意味すると述べた。
(参考:https://www.khmertimeskh.com/501590042/cambodia-scheduled-to-graduate-from-least-developed-country-by-2029/)