カンボジア観光、中国人旅行客の増加は緩やか

プノンペンポスト紙によると、カンボジアを訪れる中国人観光客の数は、コロナ禍の減少から持ち直しているという。しかし、コロナ禍前の2019年までの人数にはまだ及ばず、さらなる取り組みが必要だという。

 

観光省のデータによると、2023年1月から11月までに同国を訪れた外国人両脚は492万人で、前年同期の191万人から157%増加した。このうち中国は第3位で、全体の10%を占める49.8万人。前年同期日で5倍近くに増えたものの、コロナ禍前の2019年の236万人には及んでいない。

 

カンボジア中国人観光ガイド協会のソピアク会長が同紙に語ったところによると、中国人観光客数の回復が緩やかであることには2つの主な要因がある。一つは中国経済の状況、もう一つは両国の主要都市を結ぶ直行便が少ないこと、だという。

また、クメール・アンコール観光ガイド協会のティ会長は、「中国人観光客は、中国人向けのサービスが充実しているタイのような近隣諸国を好むためだ」と、分析した。また、タイの観光地は、治安、清潔さ、ショッピングの充実など、より良い観光体験ができる、と指摘し、カンボジアにおいても政府や、民間部門がもっと環境整備に力を入れるべきだ、と強調した。

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