カンボジアのラッパー、ヴァンダがパリ五輪の閉会式に登場

動画サイトで再生回数1億回を超えたヒット曲「Time to Rise」で知られるカンボジア人ラッパー、ヴァンダさんが、8月11日に開かれたパリ五輪の閉会式に登場した。

プノンペンポスト紙によると、カンボジアの伝統柄をモチーフにした衣装で現れたヴァンダさんは、歌唱力と印象的な外見の両方で観客を魅了した。同紙によると、パリに留学中のカンボジア人学生は閉会式の会場を訪れ、「このステージでカンボジアの歌を聴けることを本当に誇りに思います」とSNSに投稿した。

閉会式では、トム・クルーズさんが2028年の五輪開催地であるロサンゼルスに五輪旗を運ぶ劇的なスタントを見せるなど多彩な演出があったが、その中でヴァンダさんが登場したことは、多くのカンボジア人に誇りと喜びを与えたことだろう。

ヴァンダさんは「Time to Rise」のミュージックビデオで、伝説的なチャペイ奏者であるコン・ナイさんと共演。クメールの伝統と、現代的なラップを見事に融合し、現在のカンボジアを象徴する存在となっている。ビデオは国内外で高い評価を得ている。

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