世界自然保護基金、メコン川流域で200以上の新種を発見

世界自然保護基金(WWF)は12月16日、2023年にメコン川流域で新たに234種の生物を発見した、と発表した。WWFは、豊かな生物多様性を示すものであり、さらなる種の絶滅を防ぐ必要があるとしている。

この発表によると、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの5カ国において、維管束植物173種、は虫類26種、両生類17種、魚類15種、ほ乳類3種が確認された。高地に生息するイモリ、柔らかい毛皮と鋭いきばを持つハリネズミ、ヤシ科の植物などが含まれている。また、注目すべき発見として、マンゴーのような香りの根を持つショウガ科の植物、葉のないランなどが挙げられ、乱獲により絶滅の危機に瀕している可能性が高いとされた。

WWFアジア太平洋地域野生生物担当のクリス・ハラム氏は「これらの種は2023年になって初めて科学的に記述されたが、これまで何千年もの間、この地域で生き続けてきた。これらは健全な生態系にとって重要な要素であり、この地域の豊かな自然遺産の宝石だ」と述べている。

(参考:https://www.phnompenhpost.com/national/wwf-report-highlights-discovery-of-new-species-in-greater-mekong-region

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