ケップとカンポットでのカジノの新設を禁止に

カンボジアのフン・マネット首相はこのほど、ケップ州とカンポット州におけるカジノの新設を禁止した。現在営業されているボコール山のカジノは対象外となる。プノンペンポスト紙が報じた。

同紙によると今回の決定は、「観光、製造業、工業など投資を多様化することが目的」という。現在、国内には合計184カ所のギャンブル施設が認可営業している。約100カ所は沿岸部にあり、そのほかはタイと国境を接する州には48カ所、ベトナムとの国境沿いには35カ所、プノンペンには1カ所あるという。2023年、商業賭博からの国家収入は2000万ドルを超えたという。

カンボジアでは、カジノ以外でのギャンブルはすべて違法であり、カンボジア人はカジノ内でもギャンブルをすることを禁じられている。しかし、カジノ外でもオンラインギャンブルなどが横行しており、専門家は「カジノが国家予算に貢献することを認識しながらも、国民がギャンブルに巻き込まれて悪影響を及ぼされることがないように管理する必要がある」と指摘している。


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