カンボジア政府、2035年までに完全デジタル化を目指す
カンボジア通信 No.23/73
10月 5日
カンボジアのチア・バンデット郵政通信大臣は、2035年までに政府の完全デジタル化を目指していることを明らかにした。また、このために各省庁に「デジタル革命ユニット」の設置を準備中であるとした。クメールタイムズ紙が10月5日に報じた。
同紙によると、デジタル革命ユニットは各省庁内に2024年初頭までに設置される見込み。大臣は完全デジタル化を実現するために最も必要なことは、担当の専門家を育成することであるとした。さらに政府内部のデジタル化のための具体的な業務活動を計画立てる、としている。
次の段階としては、国民向けの様々なサービスシステムを開発することを挙げた。タケオ州を、デジタル技術開発プロジェクト実施のモデル州に指定し、住民たちのためのサービスのデジタル化を推進するという。この計画に基づき、2024年にはタケオ州には少なくとも20か所のデジタル技術センターが設けられ、高校生から大人までデジタル技術を学ぶことができる場所にするという。