ブリンケン米国務長官、カンボジアとの関係強化を協議

カンボジア通信 No.22/55
8月6日版

米国のブリンケン国務長官は8月5日、ASEAN地域フォーラム(ARF)などに出席するために訪れていたカンボジアのプノンペンで記者会見し、カンボジアとの関係を強化していく考えを示した。クメールタイムズ紙などが伝えた。

 同紙によるとブリンケン国務長官は、フン・セン首相らと会談した。国務長官は、経済や開発援助の側面でカンボジアとの関係を深めていくことを協議した、とした。また、カンボジアがASEAN議長国としてミャンマーの正常化に取り組んでいることを評価したという。

 一方8月3日には、中国の王毅外相がカンボジアのプラク・ソコン外相と会談。同紙によると王毅外相は、米国のペロシ下院議長による台湾訪問に触れ、「台湾情勢を緊迫化させる行為だ」と米国を非難した。カンボジア側は、「台湾、新疆ウイグル自治区、チベットの問題はいずれも中国の内政問題であり、一つの中国を支持するという立場に変わりない」と、伝えた。

 

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