2020年、129工場が閉鎖 7万人以上が失業
カンボジア通信 No.21/2
2021年 1月 12 日版
カンボジア労働職業訓練省がプノンペンポスト紙に語ったところによると、2020年にカンボジアで閉鎖された工場は129か所あり、7万人以上が職を失った。新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞が主な原因だという。
同紙によると、2020年に工場閉鎖により職を失った人は71,202人おり、そのうち8割以上を占める57,794人が女性だという。逆に、新たに開業した工場は112か所あり、23,208人が新たに雇用されたという。このうち約76%の17,638人が女性だ。
労働組合の幹部は同紙の取材に対し、「このような多数の工場閉鎖があったのは2008年のリーマンショックによる世界同時不況の時以来。しかし、状況は徐々に回復してきている」と、語った。
カンボジア国内では1月11日までに392人の感染者が確認されている。死者はおらず、このうち374人が回復している。11月末には初めての市中感染が発生したが、41人の感染拡大にとどまり、1月11日には休校措置になっていた全国の学校で新学年が始まった。12月半ば以降は、感染者が急増するタイからの帰国者に感染がみられており、カンボジア政府はタイ国境の防疫措置を強化している。
[日本カンボジア協会のご入会 ]
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