カンボジア訪問のハンガリー外務貿易相がコロナ陽性 接触した600人以上は陰性結果
カンボジア通信 No.20/76
2020年 11月 5日版
カンボジアを公式訪問していたハンガリーのシーヤールトー外務貿易相が11月3日、次の訪問地であるタイで、新型コロナウイルス陽性と診断された。知らせを受けたカンボジア政府は、接触したすべての関係者に検査を実施。クメール・タイムズ紙によると、5日午前までに628人が陰性であることが確認されたという。
地元紙によると、シーヤールトー外務貿易相は、フン・セン首相をはじめ、外務国際協力相、商業相、農林水産相、カンボジア中央銀行事務局長らと会談していた。報道された写真を見る限り、同行者の多くがマスクをしていたが、外務貿易相、カンボジア側の要人とも会談の際にはマスクをせず、握手を交わすなどしていたようだ。
カンボジア保健省は「まだ何人かの検査が残っている」としている。またプノンペンポスト紙によると、フン・セン首相は、「検査結果で陰性であったが、念のため14日間の自己隔離をする」としており、他の閣僚たちもこれにならうようだ。
カンボジア政府によると、シーヤールトー外務貿易相とその一行はカンボジア到着時に、いずれも新型コロナウイルス陰性の証明書を持っていたという。
カンボジアでは5日までに292人の感染者が確認されている。このうち286人はすでに回復しており、死者は確認されていない。また、感染のほとんどが外国由来であることから、カンボジア政府は特に水際の予防策に力を入れており、カンボジアに入国を希望する人はすべて、空港でPCR検査を受けることになっている。
[日本カンボジア協会のご入会 ]
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