カンボジア、全土で州を越える移動禁止新型コロナ感染予防策で

カンボジア通信 No.21/26
2021年 4月7日版  


カンボジア政府は4月7日より20日までの間、新型コロナの感染拡大を抑えるため、州を越える移動を禁止した。カンボジア国内では2月20日に発生した新型コロナの市中感染が拡大し続けており、4月14日からのクメール正月の連休を前に、各地で厳しい防疫措置がとられている。

 カンボジア政府によると、全土での州間の移動は、労働省などからの許可を得た工場へのワーカー移動、緊急の医療サービスなどは例外とされる。また、プノンペン都では4月1日以降、午後8時から翌日午前5時までの夜間外出が禁止された。飲食店のデリバリーなどは許可されているが、許可証などを携帯せねばならず、厳しい取り締まりが実施されている。

 このほか、コンポントム州、コンポンチュナン州などでは他州から移動してきた人の14日間の隔離、コンポンスプー州では夜間外出の規制など、4月7日現在、6都・州で何等かの活動規制が設けられた。

 カンボジア国内の感染者は4月6日現在、累計で2824人。このうち2月20日に発生した市中感染による感染者は2293人と圧倒的に多く、感染者の居住地域は17都・州に広がっている。感染者は当初は中国人が目立ったが、現在はほとんどがカンボジア人。プノンペンでは、オルセイマーケットでのクラスター感染が発生し、さらなる感染拡大が懸念されている。

 また、医療態勢にも不安が募る。4月6日までの国内の死者は21人で、他国に比べれば格段に少ない人数となっているが、3月11日に初めての死者が出てから急速に増えた。4月6日には、フン・セン首相が「軽症者や無症状者は、陽性と診断されても自宅で健康観察するように」とスピーチ。感染爆発で医療崩壊に至らぬよう、保健当局も同様の呼びかけをしている。





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