プノンペンで市中感染 隔離中に外出か、32人が陽性

カンボジア通信 No.21/14
2021年 2月20日版

カンボジア保健省は2月20日、プノンペン都内で32人の新型コロナウィルス新規感染者を確認したと発表した。保健省によると、感染者はダイヤモンドアイランド(コー・ピッ)のクラブ「N8」を利用した人がほとんどとみられ、地元紙は32人がすべて中国人だと報じている。32人のほか、現在も接触者などを追跡中。

 クメールタイムズ紙の報道によると、2月19日、プノンペン滞在中の中国人女性が国外へ旅行しようとして受けた新型コロナの検査で、陽性と判明。その女性と接触のあった人たちを検査したところ、陽性者数は20日朝までに32人にのぼった。

 フン・セン首相は同日朝、国民に向けテレビで演説をしてクラスター感染の事実を公表。「感染の始まりが明らかにカンボジアであるということは、これまでになかったことだ」と、述べた。フン・セン首相は、2・20市中感染事案をもってすぐに学校を閉鎖する考えはない、としているが、適切な予防措置がとられていない場合は厳しく対処する、とした。感染者が確認されたコンドミニアム2か所やクラブN8、その周辺の地域は封鎖されている。

 クメールタイムズ紙によると、数日前、ソカ・ホテルに隔離されていた4人が警備員にわいろを渡して外出しており、この4人のうち2人が陽性だった。同紙は彼らが今回の市中感染の始まりになった可能性があるとしている。また、4人を外出させた警備員は聴取のため身柄を拘束されている。

 カンボジアでは昨年11月28日、市中感染が発生した。このときは収束する1か月後までに6000人以上が検査を受け、41人の陽性者が確認された。





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