ゴミ収集車カンボジアでの活躍

ゴミ収集車カンボジアでの活躍

コロナがまだ大流行になる前の、2020年1月にウン・ラチャナ大使に対して、高橋会長と加藤、広報担当中間が大使館にお邪魔して、協会の活動状況について報告しました。主な内容 は、昨年12月に行いました第一回カンボジアビジネス投資視察団の概要と本年度における協 会の活動計画でした。その際に、ラチャナ大使から高橋会長に、プノンペンにおけるゴミ収集 事業に関するご相談がありました。その内容は、同市では、大分前からゴミ収集体制の再構築 を進めているところ、ゴミ収集車の不足に緊急に対応する必要が生じている。日本のゴミ収集 車は性能的に優れていると承知しているので、至急、10台ほど調達したいところ、これにご協力頂けないかというものでした。

色々と調査を行う中で、中古車といえども特殊車両であり、かつ人気があるため、購入には ある程度の予算が必要となることが判明いたしました。何か手がないかと調査を継続していた ところ、2008年にプノンペン都に大阪市が寄贈している実績があり、その輸送に関してJICA が支援した情報を得ました。その後、大阪市に連絡をとり、幾度となく協議を重ね、大阪市に て役割を終えた10台の中古ゴミ収集車を協会に寄贈していただくことになりました。12年の 役割を終えた10台のゴミ収集車は、大阪市のご厚意で完全にリペアされ、磨き上げられた状 態で寄贈していただきました。

また、6月30日には、大阪市環境局城北環境事業センターにて、東京からラチャナ大使にも ご参加いただき、協会からは高橋会長、加藤、中間が参加をし、寄贈式典をとり行いました。 大阪市から協会に寄贈された10台のゴミ収集車は、在京大使館を通じてカンボジア王国に寄 贈することとなりました。



■プノンペンのゴミ収集事業の現状と問題点

プノンペン都はその活動範囲を4つにわけて、日系企業含む民間にこのゴミ収集事業を委託 する予定となっております。9月に入り、カンボジアではこのゴミ収集事業再編のため、シン トリ社による事業縮小に関する労働者側との労使交渉が難航し、9月の最終週には労働者がス トライキを起こすまでになりました。そのためプノンペンの中心地ではゴミが収集されない状 況になり、町中に溢れかえるようになりました。また、この季節は雨季でもあるために、ゲリ ラ豪雨のような雨が毎日、一定時間降ります。そのため町の中の排水溝にゴミが詰まり、さ らにこの時期、更なる豪雨を伴う台風が上陸するなど、悪条件が重なり、冠水がそこら中で発 生いたしました。

プノンペンの町は、まるで道路が川のようになり、その中にゴミがそこら中に流れ、悪臭も 漂い、非常に厳しい状況で、沢山の人が困窮していました。


そんな中、9/30日に協会から寄贈したゴミ収集車がシハヌークビル港を経由してプノンペン 都に到着しました。(途中台風により、上海にて余儀なく1週間ほど滞留し、9月末の到着と なりました)

到着日の当日夜から、ゴミが散乱しているプノンペンの都心部を2トン車という小回りをき かせて、プノンペンの街中を走り回り、どんどんゴミを回収して回りました。この時の収集を 行う作業員は急遽、カンボジア政府側がパートタイムで雇用したとのことです。多くの人が、 歓喜の声をあげ、手を合わせ、涙をする方もいらっしゃいました。多くの写真が現場から送ら れてきており、その模様のFBの記事が5000件のシェア、「いいね」が押されるほどの反響 がありました。


また在住の日本人からも感謝のお言葉をいただいており、大阪市のロゴを付けて走るゴミ収 集車を見て、同市出身の方から「大阪出身者として誇りに思う」というようなコメントもいた だいております。

今後、来年の3月以降に予定されているゴミ収集事業再編のその時までに、今回当協会より 寄贈したゴミ収集車が役に立つことを心から嬉しく思います。また、寄贈いただきました大阪 市、在京大使館にも心から感謝いたします。今後も協会として、日本とカンボジアの架け橋と なる活動を継続していき、両国の交流がより一層深まるよう努力し続けたいと思います。

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