カンボジア人民党、2023年総選挙に自信

カンボジア通信 No.22/54
7月27日版


フン・セン首相の与党であるカンボジア人民党は7月26日、来年7月に実施される予定の総選挙において、「野党勢力が合流したとしても、多数派は揺るがない」との自信を見せた。クメールタイムズ紙が報じた。

 同紙によると、人民党の報道官ソク・エイサン氏は7月26日、6月に実施された地方選の結果を分析したとして、来年の総選挙の見通しを語った。同氏は、「2023年の国民議会選挙では、125議席のうち、野党勢力が獲得できるのは21議席前後だ。2014年に実施される上院議員選挙でも9議席程度だろう」と述べた。さらに、「複数の野党が合流しても、彼らは選挙に勝つことはできない。疑いのないことだ」と、自信を見せた。

 同紙によると、2017年に解党された野党・カンボジア救国党の流れをくむ勢力が、2023年の総選挙に向けて複数の野党と連合する動きをみせているという。ソク・エイサン氏は、救国党の解党時に5年間の政治活動を禁止された118人の野党政治家のうち、24人がシハモニ国王に許されて政治活動を再開している、とした。



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