岸田首相がカンボジア訪問 20日にフン・セン首相と会談

カンボジア通信 No.22/21
3月18日版

外務省は18日、岸田文雄首相が19日から21日まで、インドとカンボジアを公式訪問すると発表した。カンボジアには20日にインド経由で到着し、フン・セン首相と会談する予定だ。

 クメールタイムズ紙によると両国首脳は、日本とカンボジアの貿易や投資、教育、インフラ整備、防衛、安全保障、「コロナ後」の社会経済の復興などについて協力関係を強化することについて話し合うという。カンボジアのフン・セン首相は今年、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長を務めており、ミャンマー情勢やウクライナ情勢を含む東南アジアおよび国際情勢についても意見を交換するものとみられる。

 一方、カンボジア外務国際協力省によると、カンボジア外相はこの会談の翌日、ASEAN特使としてミャンマーを訪問する。ミャンマーでは、昨年2月にミャンマー国軍がクーデータで実権を握ったが、国民による抵抗運動は続いており、ASEANも国軍を正式な政権とは認めず、暴力行為の停止などを求めている。

 岸田首相は、カンボジア訪問に先立つ19日にインドに入り、モディ首相と会談をする。インドでは「日印特別戦略的グローバル・パートナーシップ」や「自由で開かれたインド太平洋」について意見交換をするという。



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