カンボジア、ラオスに新型コロナワクチン運搬用の車両を寄贈

カンボジア通信 No.22/18
3月13日版


カンボジア政府は3月12日、隣国ラオスに対し、ワクチン運搬用の車両10台を寄贈した。ラオス国内でのワクチン接種を促進するために利用される。プノンペンポスト紙などが報じた。

 カンボジア保健省報道官によると、ラオスに対する寄付は昨年から数えて4回目になるという。これまでの3回でカンボジアは、70万回分のワクチン、ワクチン運搬車両3台、医療器具などを寄付したという。

 報道官は、「カンボジアとラオス両国には長い友情の歴史があり、両国と地域全体の平和と発展のために協力してきた。4回にわたるカンボジアからの寄付は、我々が、この前例のない危機に直面し、いかに隣国の人々を気遣っているかを示している。カンボジアは小さな国だが大きな心をもっている」と、話した。

 ラオス国内では、昨年12月に新型コロナの感染者が最も多くなり、その後1月下旬にかけて減少傾向にあった。しかし2月末から3月にかけて再び感染者数が増加しており、オミクロン株の影響と見られている。一方、ワクチン接種については3月初めの時点で、1回目の接種を終えた人が約7割だったが、必要回数の接種を終えた人は6割程度で、ワクチン接種の促進が課題となっている。  



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