新規感染者999人、デルタ株の拡大懸念カンボジア

カンボジア通信 No.21/48
2021年 7月 1 日版    

カンボジアのフン・セン首相は7月1日朝、国民に向けたメッセージで新型コロナの変異株がカンボジアでも広がりつつあり、強い警戒が必要だと呼びかけた。カンボジアでは、いったん減少傾向にあった感染者数が再び急増しており、6月30日には過去24時間の新規感染者が1130人、7月1日には999人と深刻な事態になっている。

 フン・セン首相は、インドで確認され、感染力が強いとされるデルタ株や、さらにそれが変異したデルタ・プラス株が世界に広がっていると指摘。クメールタイムズ紙によると、カンボジア国内でも6月だけで22人のデルタ株感染が確認された。いずれも、タイから帰国したカンボジア人移民労働者だという。首相はメッセージの中で、「デルタ株やデルタ・プラス株の感染者はほかの感染者からも隔離して治療をするべきだ」と述べた。さらに、感染拡大を防ぐために、ベトナムやタイとのそれぞれの国境の往来を制限し、すべての入国者に抗体検査と、指定施設での隔離を実施するように指示した。

 保健省によると、この日の新規感染者は999人で、累計の感染者数は51384 人となった。新規感染者のうち、国外から持ち込まれた輸入症例は132人に及ぶ。また、過去24時間の死者は26人とこれまでで2番目に多く、死者数の合計は628人となった。

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