カンボジアでもインド変異株を確認

 

 

カンボジア通信 No.21/36
2021年 5月12日版  


プノンペンポスト紙によると、カンボジア保健省の報道官は5月11日、国内で最初のインド由来の新型コロナウイルス変異株(B.1.617)が、確認されたと発表した。海外からの渡航者で、すでに回復した人が感染した。

報道官はインド変異株について「カンボジア国内での市中感染はみられない」と、している。また、イギリス由来の新型コロナウイルス変異株(B.1.1.7)についても、すでにカンボジア国内で確認されていると話した。

報道官は「国内の一日の新規感染者数が減少傾向にあっても、ウイルスが消滅するわけではありません。世界各地同様、ウイルスはカンボジアを攻撃し続けます」と、警戒を緩めないよう呼びかけた。

カンボジア国内では2月からプノンペンを中心に市中感染の拡大が続いている。保健省が発表した統計によると、累計の感染者数は全国で2万人以上。このうち1万9,000人余りが市中感染によるもの。一日の新規感染者は連日500人前後となっている。

プノンペンと隣接するカンダル州タクマウ市で4月15日から続いていた都市封鎖は5月5日で終了したが、感染リスクが高いとみられる地域については現在も封鎖状態が続いている。また夜間外出禁止令や、酒類の販売禁止措置は続いている。


Related Articles

メニューを閉じる