カンボジア政府、ベトナムとの労働者の往来を制限 新型コロナ感染拡大予防で

カンボジア通信 No.21/52
2021年 7月 14日版   

カンボジア政府は7月18日から1カ月の間、ベトナムとの間で、労働者、技術者、ベトナム企業の社員の往来を差し止める方針を示した。クメールタイムズ紙が報じた。治療目的の往来や一部の公務員などの往来は認められる。

 同紙によると、すでにカンボジアに入国しているベトナム企業の従業員や技術者は、この禁止期間はベトナムに帰ることは許されない。ベトナムでは新型コロナの新規感染者が急増している。1日の新規感染者は7月に入って2000人を超えることもあり、感染者の累計は34,500人以上となった。

 一方、カンボジア国内でも感染拡大はとどまる様子はない。7月14日発表の過去24時間の新規感染者は、915人。このうち市中感染は658人、輸入症例は257人となっている。これまでの感染者の累積は63,000人を超えた。イギリスで見つかったアルファ株、インドで見つかったデルタ株による感染の急拡大が懸念されている。また、ベトナムとの往来制限の背景にもなったように、国外から感染が持ち込まれるケースが増えている。






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