リネットジャパングループ株式会社

協会会員の皆様の生の声を聞いて、より身近に、そしてより詳しくカンボジアのことをご紹介する企画です。また、少しでもご興味を持っていただけましたら、日本カンボジア協会へのご入会を歓迎いたします。今回はオンラインにて、リネットジャパングループ株式会社 黒田 武志代表取締役社長 及び 松尾 俊哉カンボジアGroup C.E.O. / RENET JAPAN (CAMBODIA) CO., LTD.にインタビューをお願いい たしました。


代表取締役社長     黒田 武志様

カンボジアGroup C.E.O. / RENET JAPAN (CAMBODIA) CO., LTD.
松尾 俊哉様


東京・名古屋・カンボジアの3拠点からのインタビューとなり、コロナ禍ならではの対応となりましたが、お二人にはご協力いただき誠に感謝申し上げます。
インタビュー内容を取りまとめると、次の通りです。

○事業内容

日本及びカンボジアにおいて、主に次の3つの事業を展開しています。
1.カンボジアでのマイクロファイナンス及び技能実習生送り出し事業
2.「ReNet.jp」ブランドで展開する”都市鉱山”リサイクルをテーマとした小型家電リサイクル事業
3.「NET OFF」ブランドで展開するインターネット・リユース事業
さらに、このたびリネットジャパンソーシャルケア株式会社を設立し、新たにグループホーム事業に参入いたしました。小型家電リサイクル事業ではサイクルの推進に加え、知的障害のある方の雇用の拡大を積極的に進めており、多くの方に就労いただいています。そこで、多くの障害のある方に安心のお住まいを提供し、親御様も安心していただけるようなサービスを提供していきたいと考えています。

○カンボジアでの事業内容

カンボジアでは、子会社のチャムロンマイクロファイナンスを通じ、カンボジアの農村地域を中心にマイクロファイナンス(小口金融)事業を展開しており、ソーシャルな金融機関として金融の力で貧困問題の解決を目指しています。また、近年交通事故が増加しているカンボジアで自動車整備士などの技能実習生を育て、日本での就労をサポートする送出し事業において、日本の労働力不足の解決とカンボジア国内の技術レベルの向上を図っていきます。自動車整備の分野では、国際協力機構(JICA)と共同で自動車整備のe-Learningセンターを開発するなど自動車整備研修事業も行っています。

○今後のカンボジアでの事業構想

送出し事業においては、日本へ送り出して終わりではなく、マイクロファイナンス事業と連携させることで、母国へ帰国後、培った技術を活用し、独立開業をサポートし、彼らが現地のリーダーとして活躍できるモデルを目指していきます。
また、昨年は、ブロックチェーン技術を活用し、カンボジア中央銀行向けの電子通貨決済システム「バコン」を開発する日系スタートアップ企業のソラミツと提携。バコンを活用したビッグデータ事業により、将来はカンボジアでネット銀行参入を目指しております。

○JCAにご入会された理由

リネットジャパングループは、『ビジネスを通じて「偉大な作品」を創る』を経営理念に掲げ、カンボジアにおいても様々な事業を通じて社会に貢献すべく、志高く実現に向けチャレンジを続けています。JCAを通じて、日本とカンボジア両国に広く発信できれば幸いです。
同時に、カンボジアを拠点にビジネスを展開する他の企業とのネットワークを築くことができる場は、非常に貴重であり、そのような場を通じて志ある企業様と新たな取り組みができることを期待しております。

○JCAに期待すること
コロナ禍でイベントや集会等の中止が相次ぎ、対面での交流が少なくなる中、オンライン開催など新しい形態での企画が増えています。オンラインでの開催には、日本とカンボジアといった物理的な距離に関係なく、交流の場を持つことができるというメリットがあり、今後は、より頻度高くビジネス交流の機会をご提供いただけることを期待しています。

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事業を通じて日本とカンボジアに貢献していきたいという強い想いをお二人からお話していただきました。特にカンボジアでの死亡要因の弟1位が「交通事故」であり、中古車が主流の車社会になりつつあるカンボジアにおいて、車検制度が非常に重要であるというのは初めて聞く話でした。

カンボジアには「自動車整備士」と「車検工場」の必要であると考え、また日本においても「自動車整備士不足」という現状があるので、双方を解決するため
に始められた送り出し事業ですが、着実にリネットジャパングループ社の想いはカンボジアに根付きつつあると感じました。

またリネットジャパングループ社はJICAを中心とした公的なカンボジア支援事業についても以下のように取り組まれてこられました。ますますのご活躍を祈念するばかりです。

■リネットジャパングループ社の公的カンボジア支援事業一覧
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・2013-2015年 JICA「カンボジア農業機械化による収量拡大と農家の自立化支援事業」
・2014-2016年 JICA「カンボジア技術人材育成を通じた高水準な自動車整備技術普及・促進事業」
・2015-2016年 経産省「モバイルポンプカーの普及を通じたカンボジア農家の干ばつ対策」・2017-2019年 国交省「カンボジア車両登録・車検制度の行政制度改革PJ」
・2019年-現在 JICA「カンボジア認定自動車整備士育成 e-Learningプログラムの導入に関する普及・実証事業」
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