プノンペンで日本人会盆踊り大会 オリジナル曲「南国めでたい音頭」で踊りの輪

カンボジア通信 #14
 2019年10月25日版

 カンボジア日本人会が主催し、在カンボジア日本大使館が後援する「第15回盆踊り大会」が10月20日、プノンペンのイオンモール・センソックシティで開かれた。日本人やカンボジア人、約2000人が会場を訪れ、日本の夏祭りを楽しんだ。

 15回目を迎える今年の盆踊り大会では、オリジナルの盆踊り曲「南国めでたい音頭」が制作され、初めて披露された。作詞・作曲は、カンボジア在住の久保田光広さん、編曲はシェムリアップに在住していた音楽家夫妻の木もれびズと、「恋するフォーチュンクッキー」の編曲でレコード大賞を受賞した人気アレンジャーの武藤星児さん。振付はカンボジア在住の内田麗奈さん。会場中央のやぐらでは、内田さんが踊りを指導し、着任したばかりの三上正裕駐カンボジア日本大使をはじめ、たくさんの人たちが幾重にも踊りの輪をつくった。

 日本とカンボジアの友好を深めることを目的とした盆踊り大会のステージでは、日本人学校や補習授業校の子供たちによる「よさこい」や「ココナッツダンス」などの踊り、合気道の演武、イオン・カンボジアのカンボジア人スタッフによる「マグロ解体ショー」など、さまざまなパフォーマンスが繰り広げられた。また、屋外では在留邦人のグループが「夜店」を出店し、祭りの雰囲気を盛り上げた。浴衣の貸し出しや、水ヨーヨー、射的などのゲーム・ブースも人気を集めた。

 カンボジア日本人会によると、祭りには在カンボジアの日系企業を中心に80社余りから協賛金が寄せられた。協賛金は、盆踊り大会の運営費として利用されるほか、日本人学校や補習授業校の運営など、日本人会の活動に充てられる。



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